お母さんへ

子どもの心に届くしかり方

えす先生
えす先生
しかることってムズカシイ💧

保育士をしていて最初の壁がこのしかり方です。

日々、子どもと接する保育者には子どもを褒めたり、しかったりする場面が多くあります。そんな中、保育者が感じるのは「褒めることより、しかることの方がムズカシイ」ということです。

今回はそんな【しかり方】にスポットを当てて、子どもの心に届くしかり方について考えていきます。

気をつけて!4つのこんなしかり方

感情に任せたしかり方

Aさん
Aさん
もう!いいかげんにして!!

「さっきも言ったよね!?」「何度も言ったでしょ!!」といった言葉は、保育者がイライラしているからこそ出てしまう言葉です。感情をぶつけて力で、子どもを制するしかり方は、子どもに恐怖心を与えるだけで、善悪の伝えることはできません。

また小さい頃は通用しても、大きくなった時に通用しなくなります。その子が友だちに自分の気持ちを伝えるときに、力で自分の意見を通そうとします。大人の真似をするのです。恐怖を与えるだけでなく、他児とのコミュニケーションにも影響を与えるのです。

子どもは1度言ってもできるようになりません。何度もくり返し伝え、教えていくことが大前提です。そう考えれば、少しはイライラすることも減るでしょう。

~子どものきもち~

Aさん
Aさん
いいかげんにしなさい!!いつも同じ事言われて、わたしの言っていることがわからないの!??
Aくん
Aくん
こわいよ~。

よくわからないけど、

ごめんなさいっていっちゃおう

 

「こういうときはどうするんだっけ??」と問いながら、約束事の確認や「なぜいけないのか?」について話すことで、子どもに考えてもらい、自分の過ちに気づかせることが大切になってきます。

人格を否定したしかり方

Bさん
Bさん
本当にあなたって悪い子ね!!

「何度言ってもわからない子」「どうしようもない子」「悪い子」といった、子どもの人格そのものを否定するしかり方はよくありません。

怒られることをしても、その子を責めるのではなく、やってしまった良くない行動を指摘し、どうすれば良かったのかを具体的に伝えることが大切です。

幼児期の子ども達に、悪意があって悪いことをするようなことはありません。理由が必ずあるので、一対一でゆっくりと聞いてあげてください。

~子どものきもち~

Aさん
Aさん
そんなことするなんて、信じられないよ。みんなはそんなことしないのに、Bちゃんはわからない子だね
Bちゃん
Bちゃん
わたしはだめな子なんだ。

悪い子なんだ。

 

子どもの行為を頭から否定せずに、その行為に至った子どもの心に共有することが好ましい。その上でどう行動すれば良かったのかを具体的に示しましょう。

フォローのないしかり方

Cさん
Cさん
もうしらない!勝手にしなさい!!

しかられた子どもの心には、モヤモヤとした気持ちが残る物です。この気持ちをそのまま放置してしまうと、子どもとの間に距離ができてしまうことがあります。

しかった後は、抱きしめる、手を握るなどのスキンシップをして、「○○くんなら、つぎはできるね」とポジティブな言葉がけを優しくして、フォローしましょう。

次の機会の時に、失敗しないように出来たときは、「がんばったね。わたしは嬉しいな。」と頑張っている姿を認め、嬉しい気持ちを伝えることで、子ども達は次のステップに進んでいきます。そのためには、子どもと向き合い頑張っている姿を、見逃さないように見守ることが大切になってきます。

~子どものきもち~

Cさん
Cさん
もう!知らないから!勝手にしなさい!!
Cくん
Cくん
先生はぼくがきらいなんだ。

ぼくのこと、いっつも怒ってばっかり

ぼくも先生なんてきらいだ!

 

長々と説教を続けると、どんどん悪い方悪い方にいってしまう子には、クールダウンのために少し考える時間が必要。そんなときは「自分で少し考えてみて」と言って離れるのも良いでしょう。

時間が経ち、「どうだった?」と声をかけフォローをしましょう。

 

以前のことを引き合いに出すしかり方

Dさん
Dさん
この前も同じ事言ったよね!!

何度注意しても同じ事をくり返す子には、つい、「昨日も同じ事言われたよね?」と言ってしまうことがあります。

「あのとき、○○ちゃんが××したから△△になって、私が●●って言ったんだよね。あのときだって………」というように、昔の話が話題の中心になってしまっては、よくありません。

子ども達は、今、現在を全力で生きています。「あのとき」の話をされても心に響くことはありません。そのことが起こった瞬間に対応することが大切なのです。

~子どものきもち~

Dさん
Dさん
また~!あなたは前も同じ事してたよ!!昨日は〇〇くんと………
Dちゃん
Dちゃん
先生はなんの話をしているの?

わたし、、

なんで怒られてるんだっけ??

 

以前のことを引き合いに出して、ダラダラとしかることは良くありませんが、「あのときはどうだった?」と子どもに思い出させ、再度、保育者と一緒に考える機会を持つことは大切です。

子どもの心に届く!しかり方のポイント

まずは気持ちをしっかり受け止める。

気持ちが興奮している子どもに、頭ごなしにしかってもなんも成長がありません。まずは子どもの話を丁寧に聞き入れ、どんな感情でどんなことを思ったのかを、代弁しましょう。子どもはその時の感情を受け入れ、話を聞いてくれた人に心を開きます。その上でどのようなことがいけなかったのかを、子どもと一緒に考えていきます。

周りがざわざわしているときは、場所を変えて、一対一での対応も時には必要です。

年齢・発達・性格に合わせたしかり方を

子どもの年齢や発達・性格を考え、その子にとって1番合った伝え方を見極めることが大切です。3歳前後に「どうしていけないのか?」をこんこんと説明しても理解できません。表情や声のトーンなどでいけないことだと伝えていきます。

5歳くらいなったら「どうしていけないのか?」を子どもがしっかり考えられるように導いていきましょう。また気が小さい子、あまのじゃくの子、子どもによってしかり方を変えていくことが大切になってきますね。

要点をしぼって短い言葉で伝える

子どもに伝えるときに、つい「~でね。~だからね。~だよね。けどね~。それからね~。~だから~なんだよね。」と言うように、大人は1度に沢山のことを理詰めでダラダラと話してしまいがちです。しかし、これではこどもたちは何を言われているのかわからず、目の前に通った虫などに気を取られ、「どこみてるの!!」とさらに怒られてしまいます。

伝えたいことを1~2点にしぼって、ひとつひとつのセンテンスを短くして、ゆっくりとくり返しくり返し伝えていきましょう。

 

 

保育士×子育て×SNS
えす先生
公立保育園勤務7年目の保育士です。 保育をしていて感じたことや学んだことをブログに書いていきます。 保育学生。子育て中のおとうさんおかあさん。子どもにまつわるすべての人に役立つ保育ブログを目指します。
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